保呂羽山(読み)ほろわやま

日本歴史地名大系 「保呂羽山」の解説

保呂羽山
ほろわやま

江戸時代には志津川村に属した山で、旧村域の西部にある。標高三七二メートル。山頂からは東方に南三陸金華山みなみさんりくきんかさん国定公園に含まれる志津川湾一望のもとに見渡すことができる。山頂には保呂羽権現が古くから祀られていた。「志津川村安永風土記」に「保呂羽権現社 誰勧請と申義并年月相知不申候、但祐永法印永禄二年御再興之由申伝候事」「別当当村本山派喜明院、祭日三月六月九月、廿六日」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の保呂羽山の言及

【大森[町]】より

…積雪が2mをこえる豪雪地で,1971年には過疎地域に指定され,西部の山間集落では集落移転も実施された。保呂羽山山頂には式内社波宇志別(はうしわけ)神社があり,11月7日に行われる霜月神楽は重要無形民俗文化財に指定されている。【佐藤 裕治】。…

※「保呂羽山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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