翻訳|insurer
保険契約の一方の当事者として,保険事故が発生した場合に保険金の支払をなすべきことを約した者をいう。保険者は保険事業の運営にあたる者であり,狭義には株式会社または相互会社組織の保険会社をさすが,国営保険,公営保険の場合は国その他の公法人が保険者となる。保険会社は保険事業の公共性,社会性にかんがみ保険業法による免許,監督などの規制を受け,これに違反した場合には罰則の適用がある。
商法上,保険者の義務としては保険金支払の義務のほか,保険契約者の請求により保険証券の作成・交付義務,一定の場合に保険料返還の義務がある。また保険者の権利としては保険料請求権がある。
一つの保険契約における保険者は1人であるのが原則であるが,複数の保険者が共同で引き受けることも可能である(共同保険契約)。
執筆者:高木 秀卓
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…これを生命保険に即してみると,死亡,老齢化,疾病,傷害,廃疾などという生命と身体をめぐって生ずる事故に備え,経済的に事前に配慮しておく制度であるということができる。自己の生命または身体に保険がつけられている者を被保険者という。この被保険者に〈万一のこと〉があったときに,保険金が支払われる。…
…なお,保険が成り立つには保険集団の構成員から保険料を領収,管理し,事故があるときには保険金を算定し支払をする機関の存在が当然に要請される。この機関が保険者である。
【保険の歴史】
[海上保険]
今日の保険の出発点は中世イタリア都市で行われた海上保険にあるとみるのが通説である。…
※「保険者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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