信光明寺(読み)しんこうみようじ

日本歴史地名大系 「信光明寺」の解説

信光明寺
しんこうみようじ

[現在地名]岡崎市岩津町 東山

足助あすけ街道を岩津いわづ町並から東へ三〇〇メートル、岩津の洪積台地中腹に位置する。弥勒山崇岳すうがく院と号す。浄土宗鎮西派、本尊釈迦如来。宝徳三年(一四五一)松平信光の創立で、開山は釈誉。信光に明の一字を加え寺名とした。松平親氏以下数代の墳墓霊牌を存置し、徳川家に由緒の深い寺である。開山釈誉は、由緒書によると下総国飯沼郡弘経寺の僧で、遠江・三河を布教中信光に招かれ、信光は浄土宗に帰依したという。

文明一〇年(一四七八)の棟札がある。翌年二月勅願所の綸旨を受ける(信光明寺縁起)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「信光明寺」の解説

信光明寺

愛知県岡崎市にある浄土宗の寺院。徳川家の祖先、三河松平家の3代、松平信光により1451年に創建観音堂は国の重要文化財に指定されている。

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