信州鎌(読み)しんしゅうかま

事典 日本の地域ブランド・名産品 「信州鎌」の解説

信州鎌[金工]
しんしゅうかま

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド。
長野県上水内郡信濃町・上水内郡飯綱町・長野市・千曲市の区域内で製造された鎌。川中島合戦の頃から信州鎌がつくられるようになったという。鎌の背が厚く、刃は非常に薄くつくられているため、強靱でありながら良く切れる。伝統技術を継承する職人たちによって、鍛錬と入念な仕上げなされた草刈鎌。2007(平成19)年2月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5025535号。地域団体商標の権利者は、信州打刃物工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「信州鎌」の解説

信州鎌

長野県上水内郡信濃町などを中心に生産される農耕刃物。丈夫で作業のしやすい草刈り鎌で、柄に差し込む部分をそらせる「芝付け加工」と、刃を内側に湾曲させる独特の「つり加工」が特徴。地域団体商標。

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