俵返(読み)ひょうがえし

精選版 日本国語大辞典 「俵返」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐がえし ヘウがへし【俵返】

〘名〙 俵(たわら)一端腹部にあて、他の一端を返しながら肩にかつぐこと。また、そのような仕方でものをかつぐこと。たわらがえし。
浄瑠璃曾我会稽山(1718)一「両足中に俵(ヒャウ)がへし」

たわら‐がえり たはらがへり【俵返】

〘名〙 紙などで作った小さな俵状のものに土の玉を入れ、起き上がり小法師のようにした玩具。たわらころばし。
滑稽本浮世くらべ(1774)「ひょうばんの俵、俵がへりが壱文」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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