20世紀日本人名事典 「倉林誠一郎」の解説
倉林 誠一郎
クラバヤシ セイイチロウ
昭和・平成期の演劇プロデューサー 俳優座劇場社長。
- 生年
- 大正1(1912)年12月28日
- 没年
- 平成12(2000)年5月2日
- 出生地
- 東京・元赤坂
- 主な受賞名〔年〕
- 菊池寛賞(第20回)〔昭和46年〕「新劇年代記」,新劇経営製作者協会賞,ニッセイ・バックステージ賞(第5回)〔平成11年〕
- 経歴
- 小学卒後、工員、東京市水道局員など転々としたのち、新協劇団の世話役、農山漁村文化協会の劇団係を経て、戦後21年俳優座に入団、経営部の仕事につく。28年俳優座劇場設立後は取締役として劇場経営に当る一方、養成所では多くの新人を発掘、世に送り出した。51年社長に就任。また42年日本芸能実演家団体協議会(芸団協)を設立、常任理事として芸能人の地位向上に尽力。47年新劇の仕込みや公演データを集め、積み重ねた著書「新劇年代記」で菊池寛賞受賞。他の著書に「劇団は生きている」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報