個眼(読み)コガン

デジタル大辞泉 「個眼」の意味・読み・例文・類語

こ‐がん【個眼】

節足動物複眼を構成する個々の目。断面六角形または五角形棒状で、密に並び、トンボでは1万~2万8000個ある。一つの個眼には対象一部分の像ができ、複眼全体でまとまった像となる。小眼

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精選版 日本国語大辞典 「個眼」の意味・読み・例文・類語

こ‐がん【個眼】

  1. 〘 名詞 〙 節足動物の複眼を構成する個々の目。ふつう六角形または五角形で、キチン質角膜ガラス体視細胞などからなる。小眼。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「個眼」の意味・わかりやすい解説

個眼
こがん

複眼」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の個眼の言及

【オモクロム】より

…L‐トリプトファンからキヌレニン,3‐ヒドロキシキヌレニンを経て生成する昆虫の眼色素キサントマチンxanthommatineに代表されるトリプトファン由来の色素化合物の総称。この名称は,最も顕著にこの物質が存在している個眼ommatidiumにちなんでいる。個眼は節足動物の複眼にある個々の小眼で,オモクロムはその角膜の後面にある光受容の単位に含まれている。…

【複眼】より

…節足動物の昆虫類と甲殻類などにある1対の側眼は,多数の個眼ommatidiumが集まってできた眼で,複眼と呼ばれる。それぞれの個眼は1個のレンズをもち,その下に少数(8~9個)の視細胞があり,隣接する個眼との間には色素細胞がある。…

※「個眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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