倒立振子(読み)トウリツフリコ

デジタル大辞泉 「倒立振子」の意味・読み・例文・類語

とうりつ‐ふりこ〔タウリツ‐〕【倒立振(り)子】

棒の上部におもりをつけ、下部支点として支えた振り子。下部は倒れないようにばねで支える。地震計利用

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精選版 日本国語大辞典 「倒立振子」の意味・読み・例文・類語

とうりつ‐ふりこ タウリツ‥【倒立振子】

〘名〙 分銅部分を棒の上部につけ、下部を支点にした振子。地震計などに応用される。

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百科事典マイペディア 「倒立振子」の意味・わかりやすい解説

倒立振子【とうりつふりこ】

振動体の重心が支点または回転軸真上にある振子。周期が比較的大きいので地震計に利用される。振子だけでは不安定なので,振動体または支点をばねで支える。
→関連項目振子

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世界大百科事典(旧版)内の倒立振子の言及

【振子】より

…棒の先端におもりをつけた振子を逆立ちさせると不安定であるが,支点を上下方向に振動させるとおもりは小さい振幅の振動をしながら逆立ちの状態を保つ。これを倒立振子という。 以上に説明したのはすべて重力の働きで振動する振子であるが,弾性の力で振動する振子もある。…

※「倒立振子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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