値待・直待(読み)ねまち

精選版 日本国語大辞典 「値待・直待」の意味・読み・例文・類語

ね‐まち【値待・直待】

〘名〙
江戸時代、締売(しめうり)の一方法。発送した商品をそのまま商人手元に預けておき、相場が高騰するのを待つこと。
※禁令考‐後集・第一・巻四・天保一三年(1842)一〇月二九日「向後荷物差送り候節々、其所之相場に基き、直段立方正路に致、直待と唱、〆売一切致間敷候」
② 相場が、売りまたは買いに適した値になるのを待つこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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