倦果(読み)あぐねはてる

精選版 日本国語大辞典 「倦果」の意味・読み・例文・類語

あぐね‐は・てる【倦果】

〘自タ下一〙 どうすればよいか全くわからなくなる。すっかりもてあます。全くいやになる。
人情本・寝覚之繰言(1829‐30)一四「怒りに堪へねど、世を忍ぶ身は詮方なく、あぐねはてたる其の処へ」

うんじ‐は・つ【倦果】

〘自タ下二〙 全く飽きてしまう。すっかりいやになってしまう。飽き果てる。
評判記色道大鏡(1678)四「此比は挙屋も是にうんじはてて、ひしと此義を停止す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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