備荒(読み)ビコウ

デジタル大辞泉 「備荒」の意味・読み・例文・類語

び‐こう〔‐クワウ〕【備荒】

前もって凶作災害に備えておくこと。「備荒貯蓄」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「備荒」の意味・読み・例文・類語

び‐こう‥クヮウ【備荒】

  1. 〘 名詞 〙 あらかじめ凶作や災害に対して準備をしておくこと。「備荒貯蓄
    1. [初出の実例]「その洪水の備荒が何よりも先に」(出典:山吹(1944)〈室生犀星〉一)
    2. [その他の文献]〔焦竑‐備荒弭盗議〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「備荒」の読み・字形・画数・意味

【備荒】びこう(くわう)

凶作にそなえる。〔福恵全書、二十七、荒政、総論〕未だせざるのに備せば、りと雖も其の爲るを知らず。此れ古の王、人事餘を以て、天時の足らざるを補ふなり。

字通「備」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android