傾光性(読み)ケイコウセイ(英語表記)photonasty

デジタル大辞泉 「傾光性」の意味・読み・例文・類語

けいこう‐せい〔ケイクワウ‐〕【傾光性】

光の強さの変化刺激となって、植物の一定部分が固有の反応を示す運動傾性一つタンポポの花の開閉などにみられる。光傾性

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精選版 日本国語大辞典 「傾光性」の意味・読み・例文・類語

けいこう‐せいケイクヮウ‥【傾光性】

  1. 〘 名詞 〙 植物が、光の強さの変化に対して示す傾性。ハギの葉やタンポポの花などにみられ、葉や花冠基部における上下面の生長の差が原因となって起こる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「傾光性」の意味・わかりやすい解説

傾光性
けいこうせい
photonasty

光傾性ともいう。光に対する植物の反応の一形式であるが,屈光性のように光のくる方向に依存せず,反応の方向は植物自体によって決っているもの。花が昼に開き,夜に閉じることや,ネムノキの葉の就眠運動などが,その例。傾光性には,受光色素であるフィトクロムが関与しているとされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「傾光性」の意味・わかりやすい解説

傾光性
けいこうせい

傾性

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