傾蓋故の如し(読み)ケイガイコノゴトシ

デジタル大辞泉 「傾蓋故の如し」の意味・読み・例文・類語

傾蓋けいがいごと

《鄒陽「獄中上書自明」から》ちょっと会っただけで、旧知のように親しくなる。傾蓋きゅうの如し。

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精選版 日本国語大辞典 「傾蓋故の如し」の意味・読み・例文・類語

けいがい【傾蓋】=故(こ)の[=旧(きゅう)の・故(ふる)きが]如(ごと)

  1. ( 「鄒陽‐獄中上書自明」の「諺曰、白頭如新、傾蓋如故」による ) ちょっと会っただけで、たちまち昔からの知り合いのように親しくなる。
    1. [初出の実例]「此人はわたくしとも齢も相若くと云ふ位で、しかも史学を以て仕へてゐる人である。わたくしは傾蓋故(ケイガイフル)きが如(ゴト)き念(おもひ)をした」(出典渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉五)

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