僻案(読み)ヘキアン

デジタル大辞泉 「僻案」の意味・読み・例文・類語

へき‐あん【×僻案】

かたよっている考え。まちがっている考え。自分の考えをへりくだってもいう。愚案。愚考。
「―条々、愚意にまかせていささか左にしるす」〈連理秘抄

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精選版 日本国語大辞典 「僻案」の意味・読み・例文・類語

へき‐あん【僻案】

  1. 〘 名詞 〙 かたよった考え。誤った考え。また、自分の考えをへりくだっていう語。愚考。
    1. [初出の実例]「地獄の苦はまぬがれなんなんどをもえるは僻案にや」(出典:日蓮遺文‐顕謗法鈔(1262))

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