デジタル大辞泉
「僻目」の意味・読み・例文・類語
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ひが‐め【僻目】
〘名〙
① 両眼の瞳の方向が一致しない目。また、その人。すがめ。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
② 意識的に瞳を片よせてみる目。わき目。
※枕(10C終)三三「
ひがめしつればふと忘るるに、にくげなるは罪や得らんとおぼゆ」
③ 間違ってみること。見誤り。見間違い。
※
狭衣物語(1069‐77頃か)一「速う
遣り過しつれば、あやし、ひがめか、とおぼすに」
④ 物事をかたよった考えで判断すること。偏見。
思い違い。
※俳諧・大坂独吟集(1675)下「但又老ぼれのひがめにやあらん。世人さだめらるべし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報