兀僧(読み)ガッソウ

デジタル大辞泉 「兀僧」の意味・読み・例文・類語

がっ‐そう【×兀僧】

総髪そうはつ」に同じ。
昔、芥子坊主けしぼうずにしないでのばした、小児頭髪

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「兀僧」の意味・読み・例文・類語

がっ‐そう【兀僧】

〘名〙
随筆戴恩記(1644頃)下「いづくともなき、かっそうの来りて与力(よりき)をし、此紹巴をたすけし也」
② 「がっそうあたま(兀僧頭)②」の略。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕
③ (②の髪形から) 商店などの丁稚(でっち)の称。江戸時代から明治初期頃までいわれた。
洒落本・鄽意気地(1802)一「コリャコリャ薄縁をこんなに、真黒くぬりおったは、大かた下の町の左官がところのがっそうめが仕為(しわざ)だろふ」

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