元乗物町代地（読み）もとのりものちようだいち

日本歴史地名大系 「元乗物町代地」の解説

元乗物町代地
もとのりものちようだいち

[現在地名]千代田区神田北乗物町（かんだきたのりものちよう）

下白壁（しもしらかべ）町の東に位置する代地で、鍛冶（かじ）町一丁目の中央を東西に走る道筋の北側に沿った片側町。元乗物町東側代地ともいう（安永三年小間附町鑑）。東は兵庫（ひようご）屋敷代地、南は神田紺屋（かんだこんや）町二丁目など、北は同代地。寛文新板江戸絵図によると加藤織部の拝領屋敷。元禄年間（一六八八―一七〇四）は太田道有と戸田対馬守の拝領屋敷で、享保年間（一七一六―三六）に代地が成立して幕末に至る（沿革図書）。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内


元乗物町代地
もとのりものちようだいち

[現在地名]千代田区内神田（うちかんだ）二丁目

永富（ながとみ）町三丁目の北に位置する代地で、鎌倉（かまくら）河岸から三本北を東西に走る道筋の北側に沿った片側町。東も同三丁目、西は新革屋（しんかわや）町代地。江戸時代前期以来出羽秋田藩佐竹家上屋敷であったが、天和年間（一六八一―八四）になると永富町が成立しており、享保年間（一七一六―三六）には新革屋町がみえる（沿革図書など）。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で，天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25～30%含まれる。有機物の分解，たとえばセルロースの腐敗，発酵の際に生成され，沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay