元値(読み)モトネ

デジタル大辞泉 「元値」の意味・読み・例文・類語

もと‐ね【元値】

商品を仕入れたときの値段。また、生産原価
[類語]原価

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「元値」の意味・読み・例文・類語

もと‐ね【元値・元直】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商品の仕入れ値段。また、生産原価。
    1. [初出の実例]「人のめぬきうらんとすれどもとねにもまはりかねたる水車哉」(出典:狂歌・狂歌之詠草(1654))
  3. ( 形動 ) 損も得もないこと。以前と同じであること。また、そのさま。もともと。
    1. [初出の実例]「元直だと小山田太郎討死し」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一三上)
    2. 「笑はれたら本価(モトネ)だア」(出典:滑稽本・狂言田舎操(1811)上)

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