先文字(読み)せんもじ

精選版 日本国語大辞典 「先文字」の意味・読み・例文・類語

せん‐もじ【先文字】

〘名〙 「先」の字ではじまる語の後半を略して「文字」を添えた語。多く近世、女性の間で用いられた。
① 先日。さきごろ。
浄瑠璃新うすゆき物語(1741)上「せんもじのお能の時、花子なされた園辺の左衛門様」
先方。あいて。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android