光明寺飯(読み)こうみょうじめし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「光明寺飯」の意味・わかりやすい解説

光明寺飯
こうみょうじめし

大分県の国東(くにさき)半島にみられる郷土料理エソという魚の皮をむき、包丁の峰(みね)で魚をたたいて中骨をとり、残りの小骨も全部抜き取る。これをすり鉢に入れ塩少々と干したミカンの皮を加えてよくすり、しょうゆと水少々を加える。熱い飯を茶碗(ちゃわん)に盛り、すり身好みの量混ぜ合わせて食べる。なお、好みによっては、これに番茶を注いで茶漬けにすることもあるが、これは少々生臭い。エソはわりあいに骨ばなれがよく、包丁の峰で軽くたたくと身がとれる。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android