光琳(読み)コウリン

精選版 日本国語大辞典 「光琳」の意味・読み・例文・類語

こうりんクヮウリン【光琳】

  1. [ 1 ]おがたこうりん(尾形光琳)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 尾形光琳の描いた人物の顔かたちがよくなかったところから ) 顔かたちの醜いこと。江戸時代文政一八一八‐三〇)の頃に京都祇園あたりでいわれた語。
    1. [初出の実例]「わたしのやうな光琳は、たれもつれて行(ゆき)てがない」(出典洒落本・箱まくら(1822)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の光琳の言及

【尾形乾山】より

…習静堂,紫翠,逃禅,乾山,尚古斎,陶隠などと号した。呉服商雁金屋宗謙の三男で,次兄に尾形光琳がいる。若年から学問を好み,光悦の孫空中斎光甫や楽一入に陶法の手ほどきを受け,1689年(元禄2)洛西双ヶ岡に習静堂を建てて隠棲した。…

【尾形光琳】より

…名は惟富,通称は市之丞。35歳から用い始めた光琳のほか,方祝,積翠,澗声,道崇,青々,寂明などの別号がある。京都の高級呉服商雁金屋尾形宗謙の次男に生まれる。…

※「光琳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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