光触寺(読み)コウソクジ

デジタル大辞泉 「光触寺」の意味・読み・例文・類語

こうそく‐じ〔クワウソク‐〕【光触寺】

神奈川県鎌倉市十二所にある時宗の寺。山号は岩蔵山。一遍開山と伝える。運慶作の本尊、頰焼阿弥陀がある。

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精選版 日本国語大辞典 「光触寺」の意味・読み・例文・類語

こうそく‐じ クヮウソク‥【光触寺】

神奈川県鎌倉市十二所にある時宗の寺。山号は岩蔵山。一遍(いっぺん)上人の開山と伝えられる。本尊の阿彌陀如来は運慶の作といい、万歳法師が源実朝の妾に焼印を押されたとき、身代わりに焼印の跡を残したと伝えられ、俗に頬焼阿彌陀と呼ばれる。十二所道場。

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日本歴史地名大系 「光触寺」の解説

光触寺
こうそくじ

[現在地名]鎌倉市十二所

なめり川左岸、字宇佐小路うさこうじにある。時宗、岩蔵山と号する。古くは岩倉山(寺蔵一遍上人立像厨子銘)、藤触山とも号した(風土記稿など)。院号は長春院、十二所道場ともいう。開山は一遍と伝えるが、位牌などでは弘安元年(一二七八)作阿の開創とし、室町期の画風を伝える光触寺境内図裏書には「後宇多院弘安元年元祖一遍上人藤触山建立元住作阿弥陀仏」とある。

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