光達距離(読み)コウタツキョリ

デジタル大辞泉 「光達距離」の意味・読み・例文・類語

こうたつ‐きょり〔クワウタツ‐〕【光達距離】

灯台の光が届く最大距離。海面上5メートルの高さから、晴天暗夜に肉眼で光を認めることができる最長の距離。

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精選版 日本国語大辞典 「光達距離」の意味・読み・例文・類語

こうたつ‐きょりクヮウタツ‥【光達距離】

  1. 〘 名詞 〙 灯台の光の到達しうる距離。晴天暗夜において人間が肉眼で識別できる最長の距離で示す。灯台の名称位置灯質光度などとともに公示される。
    1. [初出の実例]「これ我国に於ける近代的意義の燈明台の魁(さきがけ)であって海抜百六十四尺、光達距離(クヮウタツキョリ)十九里余」(出典:江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉八)

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世界大百科事典(旧版)内の光達距離の言及

【灯台】より

灯籠【玉井 哲雄】【沓名 景義】
[設置場所]
 設置場所は灯台の目的によって異なる。遠距離の目標となる灯台は,外洋から初めて近づく陸岸近くの主要な島や岬などに設置され,構造が堅牢で,光度も強く光達距離も大きい。たとえば本州東岸の尻矢埼灯台,金華山灯台,本州南岸の野島埼灯台,四国南岸の足摺岬灯台などがこれにあたる。…

※「光達距離」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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