兎を見て鷹を放つ(読み)うさぎをみてたかをはなつ

精選版 日本国語大辞典 「兎を見て鷹を放つ」の意味・読み・例文・類語

うさぎ【兎】 を 見(み)て鷹(たか)を放(はな)

  1. ( 兎を見つけてから鷹を放って捕えようとする意から )
  2. 手遅れだと思ってもあきらめてはいけない、また、ことを見極めてから対策を立てても遅くない、の意のたとえ。〔五燈会元〕
  3. 事態がさし迫ってからあわてて行動に移ること、また、急いだ結果ことを仕損ずることのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「兎を見て鷹を放つとやらん。せい急にしてしかも事調(ととの)ひがたし」(出典読本手摺昔木偶(1813)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android