兎死すれば狐これを悲しむ(読み)ウサギシスレバキツネコレヲカナシム

デジタル大辞泉 の解説

うさぎすればきつねこれをかなしむ

《田芸蘅「玉芺零音」から》同類の不幸を縁者が悲しむことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

うさぎ【兎】 死(し)すれば狐(きつね)これを悲(かな)しむ

(同類が死ぬのは、自分にも同じ運命が近づいたしるしであるところから) 同類の不幸をその縁者が悲しむことのたとえ。狐死して兎泣く。
浄瑠璃曾我会稽山(1718)四「兎しすれば狐是を悲しむとは、同じ類に禍の来らんことをいたむゆへ」 〔田芸蘅‐玉芙零音〕

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