入しむ(読み)いらしむ

精選版 日本国語大辞典 「入しむ」の意味・読み・例文・類語

いら‐・しむ【入しむ】

連語〙 (動詞「いる(入)」の未然形に、尊敬助動詞「しむ」の付いたもの)
① 「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。
※三体詩絶句鈔(1620)四「貴方ここへ帰んとき、古の漁者黄道具が太守劉韻に請したやうに世俗の様なる者をばしつれていらしむな也」
② 「居る」「ある」の尊敬語。補助動詞のようにも用いられる。いらっしゃる。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)七「貴方は大丈夫でいらしむに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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