入交・入雑(読み)いりまじる

精選版 日本国語大辞典 「入交・入雑」の意味・読み・例文・類語

いり‐まじ・る【入交・入雑】

〘自ラ五(四)〙 いろいろの物事がまじり合う。他のものの中にはいり、いっしょになる。また、山野などに分け入る。いりまざる。いれまじる。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「ここには、みなみな〈略〉いりまじりて侍れば心一つによろづ思ひ給ふとも」
※土(1910)〈長塚節〉一三「男女が入り交って太鼓中央に輪を描いて居る」

いれ‐ま・ぜる【入交・入雑】

〘他ザ下一〙 いれま・ず 〘他ザ下二〙 入れて、まぜあわせる。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「かかるなからひに離れたる人をば、いれまぜんがにくさに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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