入子布袋(読み)いれこほてい

精選版 日本国語大辞典 「入子布袋」の意味・読み・例文・類語

いれこ‐ほてい【入子布袋】

〘名〙 恵比須講(えびすこう)で売られる縁起物の一つ。土を焼いて作った、大小二つの入れ子になる布袋(ほてい)和尚の立像。はじめ、正月一〇日、大坂今宮の戎(えびす)神社祭礼の当日、福がはいり込むようにという縁起をかついで売られていたが、のち全国的に広がった。ふつう、かまどの上の棚に安置して、一家繁栄を願う。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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