入染(読み)いれしむ

精選版 日本国語大辞典 「入染」の意味・読み・例文・類語

いれ‐し・む【入染】

〘他マ下二〙 着物などに匂いをしみ込ませる。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「れうのうへのはかまなど〈略〉ありがたきうつしにいれしめて、さうぞきていで給ふままに」

いり‐し・める【入染】

〘自マ下一〙 湯などにはいって熱さに馴れる。はいってなじむ。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)初「なるほどおめへのいふとふり、入しめて見るとあつくはねへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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