入耳虫(読み)にゅうにちゅう

精選版 日本国語大辞典 「入耳虫」の意味・読み・例文・類語

にゅうに‐ちゅう ニフニ‥【入耳虫】

〘名〙
① 「げじ(蚰蜒)」の異名。にゅうじちゅう。
自分に害をなす者をののしっていう語。にゅうじちゅう。
※浄瑠璃・絵本太功記(1799)三日「評義の席にて、某に悪口吐きし入耳虫(ニフニチウ)、討って捨てたを恨みに思ひ」

にゅうじ‐むし ニフジ‥【入耳虫】

〘名〙
① 「げじ(蚰蜒)」の異名。にゅうにちゅう。〔我人為妙薬伝(1830‐44頃)〕
② 自分に害をなす者をののしっていう語。にゅうにちゅう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android