全アフリカ人民会議(AAPC)(英語表記)All African Peoples' Conference

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

全アフリカ人民会議(AAPC)(ぜんアフリカじんみんかいぎ)
All African Peoples' Conference

1958年12月エンクルマ提唱で,ガーナの首都アクラで28地域の代表250名の参加を得て開催された会議パン・アフリカニズム思想に支えられ,英語圏だけでなく,フランス語圏,ポルトガル語圏,アラビア語圏を統合し,「アフリカ合衆国」構想実現の出発点とされた。新植民地主義帝国主義に対する反対,アフリカの全植民地の即時独立の要求が決議された。また,同会議で共同闘争組織である全アフリカ労働組合連盟の発足に向けての準備作業が開始された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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