全神経(読み)ぜんしんけい

精選版 日本国語大辞典 「全神経」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しんけい【全神経】

〘名〙
神経のすべて。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「凡そ全神経(ゼンシンケイ)の知覚髄。皆此に由て脳に通入する也」
② (「全神経を働かす」「全神経を注ぐ」「全神経を集中する」などの形で) 一心に注意をかたむけることをいう。
※ガトフ・フセグダア(1928)〈岩藤雪夫〉四「火傷(やけど)を受けないやうに全神経を四肢に働かせて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android