全称(読み)ゼンショウ

デジタル大辞泉 「全称」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しょう【全称】

論理学で、判断において主語の外延全体に論及すること。→特称単称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「全称」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しょう【全称】

〘名〙 定言的命題の中で、主語の示す外延全体について、肯定的または否定的に述語する命題のもつ性質。主語を修飾する「すべての」という語で表わす特性。たとえば、「すべての人間は死ぬ」「すべての鉱物動物ではない」の特性。
※致知啓蒙(1874)〈西周〉上「命題にては、明かに、全称〔 universal 〕と特称〔 particular 〕とを示すが為に、全称に、凡てのを用ひ、特称に、或るを用ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「全称」の意味・わかりやすい解説

全称
ぜんしょう

限定作用素」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android