八作網(読み)はっさくあみ

精選版 日本国語大辞典 「八作網」の意味・読み・例文・類語

はっさく‐あみ【八作網】

〘名〙 小舌網に改良を加えた、魚袋をもつ巻網。水深一五メートルから二〇メートル程度の平坦な海底イワシアジなどをとるのに用いた。江戸後期から明治中期頃まで茨城県から宮城県にかけて用いられたもので、嘉永二年(一八四九)陸奥国久之浜の新妻助左衛門によって考案されたものという。また、その網を用いた漁法八阪網

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android