八戸[市](読み)はちのへ

百科事典マイペディア 「八戸[市]」の意味・わかりやすい解説

八戸[市]【はちのへ】

青森県南東部,太平洋に面する市。南端は岩手県に接する。1929年市制。馬淵(まべち)川下流部の市街は南部氏が盛岡に移るまでその城下町として発達,江戸時代は2万石の城下であった。2002年に東北新幹線が通じ,八戸線・青い森鉄道が分岐,八戸自動車道が通じる交通の要地をなす。水産・工業都市で,三陸沖の漁場をひかえ,漁港も整備され,缶詰など水産加工が盛ん。1963年新産業都市となり,鉄鋼・化学・セメント工業が立地。製造品出荷額は4213億円(2003)で,県全体の35%を占めている。蕪(かぶ)島種差(たねさし)海岸の観光地がある。2005年3月三戸郡南郷村を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。305.54km2。23万7615人(2010)。
→関連項目下田[町]

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