八瓶山(読み)やつがめさん

日本歴史地名大系 「八瓶山」の解説

八瓶山
やつがめさん

[現在地名]七会村徳蔵

徳蔵とくらの北部にあり、引布ひきぬの山ともいう。標高三四四・五メートル。二つの峰があり、四面が絶壁になっている。西は鶏足けいそく山、北は塩子しおご吾妻あづま御岳おんたけの山々に連なり、頂上には八瓶神社がある。「聚成笠間誌」によれば、山は峰が八つあって八葉の蓮華に似ており、一をひよどり越、二を屏風びようぶヶ嶽、三は梧桐ごどうの峰、四を鶴岡つるおか、五を鷹戻たかもどり、六を鷲峰わしみね、七をこまたき、八を三光さんこうの嶽という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android