八節(読み)ハッセツ

デジタル大辞泉 「八節」の意味・読み・例文・類語

はっ‐せつ【八節】

1年のうちの、八つ季節の変わり目。二十四節気の中の、立春春分立夏夏至立秋秋分立冬冬至をいう。

や‐ふ【八節/八編】

節が八つあること。垣などの結い目八段になっていること。転じて、節や段がたくさんあること。また、そのもの。
おみの子の―の柴垣しばがき下とよみ」〈武烈紀・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「八節」の意味・読み・例文・類語

はっ‐せつ【八節】

  1. 〘 名詞 〙 一年中の季節の八つの変わり目。二十四節の中の八つで、立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至をいう。
    1. [初出の実例]「風為号令先訓、八節周旋皇政媒」(出典:田氏家集(892頃)下・春風歌)
    2. [その他の文献]〔漢書‐律歴志〕

や‐ふ【八節・八編】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふ」は、編み目の意 ) 垣・薦(こも)などの結び目・編み目が八つあること。転じて、多くの結び目・編み目があること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「臣の子の 耶賦(ヤフ)柴垣 下とよみ 地震がよりこば 破(や)れむ柴垣」(出典:日本書紀(720)武烈即位前・歌謡)

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とっさの日本語便利帳 「八節」の解説

八節

季節の変わり目。▽立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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