八萬大蔵経の納められた伽倻山海印寺(読み)はちまんだいぞうきょうのおさめられたかやさんかいいんじ

世界遺産詳解 の解説

はちまんだいぞうきょうのおさめられたかやさんかいいんじ【八萬大蔵経の納められた伽倻山海印寺】

1995年に登録された世界遺産(文化遺産)。伽倻山海印寺は、韓国南部の慶尚南道にある古刹。この寺院は統一新羅時代の802年に創建された。海印寺には、毘盧遮那仏本尊として祀る大寂光殿(本堂)や1488年に建てられた蔵経板殿(大蔵経経板閣)がある。蔵経板殿には、仏教経典の集大成である8万1258枚の「大蔵経」の版木(木版印刷用の刻板)が完全な形で保存されており、韓国の国宝第32号に指定されている。これらの版木は、高麗王朝時代の1236年から、15年の歳月をかけて作られたものである。◇英名はHaeinsa Temple Janggyeong Panjeon, the Depositories for the Tripitaka Koreana Woodblocks。伽倻山海印寺は韓国語でカヤサンヘインサと発音する。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android