八藤(読み)やつふじ

精選版 日本国語大辞典 「八藤」の意味・読み・例文・類語

やつ‐ふじ‥ふぢ【八藤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 模様の名。藤の花の四枚の花弁を四枚の葉で円形にかこんで図案化したもの。
    1. 八藤<b>①</b>
      八藤
    2. [初出の実例]「裾へ銀糸にて、ま事に細かに八藤(ヤツフヂ)をちらしに付」(出典人情本春告鳥(1836‐37)二)
  3. 紋所の名。図柄を紋所として用いたもの。
    1. [初出の実例]「八藤を御家の紋にせさせたまへる」(出典:俳諧・玉海集(1656)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android