八隅(読み)ヤスミ

デジタル大辞泉 「八隅」の意味・読み・例文・類語

や‐すみ【八隅】

枕詞「やすみしし」の「やすみ」を、万葉集で「八隅」と表記したものがあるところから》天皇の統治する国の四方八方のすみずみ。
「天の下―の中にひとりますしまの大君万代までに」〈夫木三六

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精選版 日本国語大辞典 「八隅」の意味・読み・例文・類語

や‐すみ【八隅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 枕詞「やすみしし」の「やすみ」に、「万葉集」で「八隅」と表記したものがあるところから用いられる語 ) (天皇の治める)国土の四方八方のすみずみ。→八隅知(やすみし)る
    1. [初出の実例]「天の下八すみの中にひとりますしまの大君万代までに〈源実朝〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)三六)

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普及版 字通 「八隅」の読み・字形・画数・意味

【八隅】はちぐう

八極

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