公事奉行(読み)くじぶぎょう

精選版 日本国語大辞典 「公事奉行」の意味・読み・例文・類語

くじ‐ぶぎょう ‥ブギャウ【公事奉行】

〘名〙
① 鎌倉・室町幕府の職名。幕府の政務奉行したものの総称。すなわち、安堵(あんど)評定、倉、恩沢越訴官途(かんと)寺社勘定、問注(もんちゅう)など諸奉行の総称。固有の職名ではなく、普通はただ奉行人とだけいわれた。公事奉行人
裁判刑獄などを担当する奉行・役人
政談(1727頃)三「公事裁判に刑罰のことは、別に公事奉行と言物を立て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android