公務員法(読み)こうむいんほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公務員法」の意味・わかりやすい解説

公務員法
こうむいんほう

広義には,公務員の職,勤務関係,任用懲戒等を規定する法をさすが,通常は,行政に従事する公務員に関するものに狭く解される。現在では,国家公務員法 (昭和 22年法律 120号) ,地方公務員法 (昭和 25年法律 261号) を中心として,数多くの法律が制定されている。第2次世界大戦前の日本では,官吏制度はすべて天皇の任官大権により勅令で定められていたが,日本国憲法原則として法律で定めることを要求している (憲法 73条4号) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android