公界十年(読み)くがいじゅうねん

精選版 日本国語大辞典 「公界十年」の意味・読み・例文・類語

くがい【公界】 十年(じゅうねん)

(十年間の勤めの意) 江戸時代遊女年季奉公は十年を限りとしたところから、遊女の年季をいう。後に、つらい勤めの世界に十年間、の意味で、「苦界十年」とも書かれる。
浄瑠璃・暦(1685)二「親のためとて、色里に、くがい十年と定め」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android