公達受領(読み)キンダチズリョウ

デジタル大辞泉 「公達受領」の意味・読み・例文・類語

きんだち‐ずりょう〔‐ズリヤウ〕【受領】

公達国司に任ぜられた者。
品不賤いやしからぬ―の、年若きありけり」〈今昔・三〇・一一

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「公達受領」の意味・読み・例文・類語

きんだち‐じゅりょう ‥ジュリャウ【公達受領】

〘名〙 公達でありながら地方官である受領となった人。平安時代では、中・下級貴族が地方官となるのがふつうで、公達では珍しかった。
※今昔(1120頃か)三〇「品不賤(いやしから)ぬ君達受領(きむだちじゅりゃう)の年若き有けり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android