公館(読み)コウカン

デジタル大辞泉 「公館」の意味・読み・例文・類語

こう‐かん〔‐クワン〕【公館】

公共建物
官庁の建物。特に大使館公使館領事館の建物。「在外公館

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精選版 日本国語大辞典 「公館」の意味・読み・例文・類語

こう‐かん ‥クヮン【公館】

〘名〙
① 公共の建物。公衆が使用するために作られた建物。
手袋のかたっぽ(1943)〈永井龍男〉「宿舎までも親切をうけて、北京飯店からその公館の一室に移したが」
② 官庁の建物。特に大使館、公使館、領事館などをいう。
将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉九「公館の饗応於ては未だ国会の為に祝杯を傾けずして」
③ 中国で、地方官吏のための官舎
※菅家文草(900頃)三・行春詞「駅亭楼上三通鼓、公館窓中一点燈」 〔礼記‐曾子問〕
大名屋敷などをいう。
談義本・世間万病回春(1771)三「すべて公館(コフクヮン)大家には奥表の掟口に立合の封印付て」

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普及版 字通 「公館」の読み・字形・画数・意味

【公館】こうかん(くわん)

他国使臣宿所。〔礼記、喪大記〕復(魂よばい)するとき、~其の(外国使臣)爲(た)るときは則ち、に復す。私大夫の家)には復せず。

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