六師村(読み)むつしむら

日本歴史地名大系 「六師村」の解説

六師村
むつしむら

[現在地名]師勝町

中央を南北合瀬あいせ川が流れ、その東を中江なかえ川が流れている。東を青山あおやま(現豊山町)、南を片場かたば村、西と北を熊之庄くまのしよう村と接する。「延喜式」に牟都志むつし神社、尾張国神名帳に六師天神が記載され、康治二年(一一四三)の尾張国安食荘立券文(醍醐寺文書)に、「熱田宮御領 東如意五箇里百八十町内」の一つとして六師里の地名がみえる。中世には六師庄(熊野庄とも)として「建内記」永享三年(一四三一)三月条より文安四年(一四四七)閏二月条にわたってその名が散見される。織田信雄分限帳に「六百貫文 むつし あつち殿」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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