六法(法律)(読み)ろっぽう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「六法(法律)」の意味・わかりやすい解説

六法(法律)
ろっぽう

憲法民法商法民事訴訟法刑法刑事訴訟法の六大法典を「六法」という。六法全書というときには、それ以外の多くの法律をも集成したものを意味する。六法を編纂(へんさん)して一冊の書物とするのは日本だけのことで、1890年(明治23)の長尾景弼編『日本六法全書』(博聞社刊)が最初といわれる。さらには、無味乾燥な法律の代名詞に使われ、「秋の夜をひたすら学ぶ六法に恋といふ字は見出でざりけり」(黒田万一)という歌もある。

長尾龍一

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百科事典マイペディア 「六法(法律)」の意味・わかりやすい解説

六法(法律)【ろっぽう】

憲法,刑法,刑事訴訟法,民法,民事訴訟法,商法の6法典。これらの法典とその他の主要な法令を集めた法典集を六法全書,略して六法という。

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