六田の淀・六田の川(読み)むつだのよど・むつだのかわ

日本歴史地名大系 「六田の淀・六田の川」の解説

六田の淀・六田の川
むつだのよど・むつだのかわ

万葉集」巻七と巻九に次の二首がみえる。

<資料は省略されています>

六田の淀は、後世の歌学書「八雲御抄」の淀の項に「むつだのよど(みよしの)」とみえる歌枕で、「千載集」「新古今集」「新勅撰集」「続後拾遺集」「風雅集」にも詠まれた。

<資料は省略されています>

この付近は吉野川の流れが緩やかで淀の称にふさわしく、「新古今集」あたりから柳の名所として定着したらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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