六科丘遺跡(読み)むじなおかいせき

日本歴史地名大系 「六科丘遺跡」の解説

六科丘遺跡
むじなおかいせき

[現在地名]櫛形町平岡

甲府盆地西縁の台地上に位置する旧石器時代から近世の複合遺跡。昭和五八年(一九八三)に発掘調査が行われ、弥生時代後期後葉を主体とする集落跡や前期古墳のほか、縄文時代の土壙や集石遺構などが検出されている。弥生時代の遺構は、竪穴住居跡三三軒・掘立柱建物跡四棟・小竪穴遺構二基があり、当時の集落のほぼ全容が明らかにされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android