六道輪廻(読み)ロクドウリンネ

デジタル大辞泉 「六道輪廻」の意味・読み・例文・類語

ろくどう‐りんね〔ロクダウリンヱ〕【六道輪×廻】

仏語衆生六道に迷いの生死を繰り返して、車輪の巡るように停止することのないこと。輪廻流転るてん

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精選版 日本国語大辞典 「六道輪廻」の意味・読み・例文・類語

ろくどう‐りんねロクダウリンヱ【六道輪廻】

  1. 〘 名詞 〙 一切の衆生が、六道の世界に生死をくりかえして迷い続けること。流転輪廻。六趣輪廻。六趣輪。
    1. [初出の実例]「日月光燿は、わづかに六道輪廻の業相なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)坐禅箴)

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世界大百科事典(旧版)内の六道輪廻の言及

【輪廻】より

…輪廻の考え方はのちに仏教にも受けつがれ,無明(むみよう)(無知)と愛執(あいしゆう)によって輪廻が生じ,それを絶ち切ることによって涅槃(ねはん)や解脱(げだつ)が得られると説かれた。仏教ではこの輪廻のことをとくに〈六道輪廻〉(六道)と呼び,死後の迷いの世界を地獄,餓鬼,畜生,修羅,人間,天上の六つの生き方(転生)に分けて整理した。 古代ギリシアでは,前6~前5世紀のオルフェウス教,ピタゴラス,プラトンなどが霊魂の不滅を説くとともに,その霊魂が他の動植物に生まれ変わって流転するという輪廻説を主張した。…

※「六道輪廻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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